独自のセンスを生かし様々な分野で活躍する方々に、プロフェッショナルな視点を通して綴っていただく“YON-KAアナザーストーリー”。今回は4名の方々に、それぞれ6回に渡り「YON-KAのある生活」をご紹介いただきます。
西山 嘉彦 episode 1
「出会いは突然。そして……。」
人は40歳を超えたら惑わない、とはいうけれど、40歳の誕生日の日付変更線をまたぐ機上で、男四十にして初めて肌の悩みを抱えてしまった。確かに十代の時にニキビで悩んだことはあったが、まさか自分が乾燥肌で悩むことになろうとは……、一生ないと思っていました。
そういえば、男は「8」の倍数の年齢で体調が変わるそうだ(某酒造メーカーより)。頬がかさかさと粉をふいたようだと思っていたら、これを粉ふき肌と呼ぶらしい。
これまで、自分はオイリー肌だと思っていたので、いわゆる市販の洗顔シートで、常に肌をサラサラにすることだけに専念。まさか唇はカサカサに荒れ、頬もパサパサになるなんて……。これも雑誌の取材のため、欧州・中東・北アメリカへの海外出張が増えたため(と加齢のせい)だと思う。
あれから5年近く月日は流れたけれど、海外出張から帰国する度に、肌がカサカサになるということを幾度繰り返したことか。もちろん、なにも対策を講じなかったわけではない。女性なら当たり前のことかもしれないけれど、日焼け止めを塗ったり、肌の潤いが感じられなくなったときはローションを塗ったり……。そうそう、初めてリップクリームを使うようにもなった。分かりきったことだが、日本より乾燥しているのだ、たぶん。
そんなお肌の悩みを、思春期のニキビ以来抱きはじめた折、妻の友人から紹介されたのがYON-KAだった。しかし、話を聞いたときは、「ふーん、そんなのがあるのか」と軽く聞き流していた(ゴメンナサイ)。
ある日、南青山でクライアントと打ち合わせした後に、神宮前のデザイナー事務所へ向かった日のこと。ショートカットしようと路地裏に入って歩いていると、知り合いの建築設計事務所のビルの姿が……ない。わが家を建ててもらった設計事務所が移転したことは、知らせを受けていたけれど、その事務所が入っていたビルそのものがなくなっているとは思ってもいなかった。そのかわり、コンクリート打ちっ放しの袖壁を設けた建物が新たに建っていた。道路に面した正面ファサードは天面までガラス張り。その中央に欧州の古い修道院にでもありそうな大きな木製の扉。コンクリートとガラスに天然木をあわせているあたりが非常に新鮮、というより自分好みで、つい目に止まった。新しいヘアサロン? かと思い、コンクリートの袖壁を見上げると、「YON-KA」の文字。どこかで聞いたような……。そう、実はこれがYON-KAとの出会い。
そういえば、直営店を表参道にオープンしたという話も聞いていた。「きっと、ニシヤマさんも気に入る建物だと思うよ」とも。化粧品とは一切縁のない私にとってフックとなったのは、直営店の建物だったわけだ。地方出張の多い私であるが、初めての土地でも天麩羅屋や焼肉屋、ラーメン屋、カフェにレストラン……、実は飲食店に関してはその店の佇まいを見ただけで、まず外したことはない。
レスパス ヨンカ表参道店のシンプルな直線基調のファサードのデザインに心惹かれて、つい、中を覗きたくなった。重たい扉を開けると、気分の落ち着く香りが、フワッと身体を包んでもてなしてくれる。もう、そのとき直感したのだ、「コレハ、オ買イ上ゲシテシマウナ」と。
ということで、男性へのオススメの3ステップ・スキンケアを家庭で使うことになった。クレンジング、ローション、クリームの3つだ。簡単に云うと、洗顔して、肌を整え、保湿するアイテム。洗顔フォームを使って、ひげ剃り後にローションを塗るという男性は普通にいるだろう(自分の場合は、ひげ剃り後もノーメンテだったのだが)。つまり、YON-KAのスキンケアを使うことは、お出掛け前の朝の儀式が増えるということではない。お手軽で無精な自分でも長く続けられそう……。そして、一カ月もしないうちに成果が。
粉ふき肌、卒業しました。
【MONTHLY DATA】
●トリートメント
「メンインテンシブ」
●ホームケア
「YKローション」「ジェル ムース」「アージュ ディフェンス」「アンダー アイジェル」「フィト バン」
●肌や心身の状態
外での長時間の撮影で日焼けをされていたため、男性用の集中保湿フェイシャルを選択。目元にコリがあり、ホームケアではアイジェルfor MENの使用をアドバイス。
【Profile】
西山 嘉彦
雑誌編集者。
大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌で編集技術をマスターし、縁あってクルマ系雑誌編集部へ移籍。以来、カメラ雑誌、グラビア誌、BMW専門誌など自分の興味あることを中心に雑誌を立ち上げ、現在、ハイパフォーマンス&ハイラグジュアリーなクルマとカーライフを扱う月刊誌『ROSSO』と、真のBMWファンのための専門誌『BMWER』の編集長を兼任。日本旅行作家協会会員。
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