YON-KA アナザーストーリー 「しあわせの波紋」

YON-KAの日本上陸以来、ヴィセラ・ジャパンのアートディレクションを務めるディレクターが語る、YON-KAストーリー。今月より6回に渡って、YON-KAとの出会い、長年携わってきたからこそ持つブランドへの想いを綴っていただきます。

>>episode 5  『「10年」を越えた景色』はこちら

NAT-TOURNESOL+RAISIN

episode 6
「しあわせの波紋」

7月13日、月曜日。
ヨンカ日本上陸10周年レセプション当日朝。

夢と目覚めの間を風が通りぬけ、ふんわりと目が覚めた。
空は澄みきった青色で、ほどよい風が木々を揺らしている。
新しい一日のはじまりだ。

シャワーを浴びて、ヨンカのスペシャルケアを施し、戦闘準備に入る。
今ごろ他のメンバーたちも、それぞれの態勢に入っているのかと思うと、不思議と気もちが広々としてくる。

本日の私の任務は、社長のお助けウーマン。
パートナーが仕事に専念できるよう影からサポートする役。
マラソンランナーのちょい斜め後ろを走りながら、
タイミングよく水を手渡したり、いざとなったらタオルを投げるイメージだ。

そうとなれば、黒のパンツスーツに黒ヒール。
髪はビシッとお団子にして、くっきりメイクの黒子スタイル。
いつもゆるめのボヘミアン調なだけに、それだけで武装感がものすごい。
自分が自分じゃないみたいだ。

しかし今日は、思うぞんぶん自分の黒子面を引き出していこう、一夜限りの黒子フェスティバルだ、
と顔面を白パックしながら腹を決める。

レセプションには、多くのメディア関係者、ヘアメイクさん、ホテルオーナーや、各界の社長など、
さまざまな分野の方たちが100人集まった。
2時間という限られた空間の中で、同じ時を過ごす縁ある方たち。

トップランナーの社長スピーチは、見事に会場をひとつにした。
来日したヨンカファミリーに向けて、4カ国語を操りアイコンタクトする場面も。
何を話してるのかは分からないけど、
「ビッグフレンドたちよありがとう」という真意が伝わってくる。

ご本人は、「頭が真っ白になっちゃって練習していた半分も話せなかった。くやしい~」
と本気で嘆いておられたけど、そつなくうまくやることばかりが正しいことではない、
今日まで大切にしてきたことの総体まるごとが、そこには確実に流れていた。

チームのみなさんも、それぞれが自分の役をまっとうしていて、
たまに目が合うとアイコンタクトし、同胞の健闘を祈り合う。

イベント会社に頼まない手づくりの会だったから、片づけもみんなでした。
フランス本国のすごく偉い立場のブルーノや、インターナショナルトレーナーのソニアも、
にこにこと重たい什器を大量に運んでいて、やっぱりここでもアイコンタクトが行き交う。

グローバルって、目指さなくても自然とつながるものなんだ、ということを私はヨンカを通して学んだ。
それは製品をひとり歩きさせず、必ずその前に「人」が立っているからこそなんだと思う。

片づけも片づき、新しいヨンカビルの屋上テラスで、夜風にあたりながらチームのみなさんと一献。
「戦闘モードになると、食べることも、お手洗いに立つことも忘れちゃうんだから、体ってすごいよね!」
とみんなで肉に食らいつき、最後はフランス人もルーマニア人も巻き込んだジャパニーズスタイルの一本締めでお開きとなる。

ぶじに家にたどり着き、鎧を脱いで湯につかり、いつものボヘミアン生活に戻る。
たくさんの新しい人と会ったり、久しくスーツやヒールを履いてなかったから、肉体が破裂しそうだったけど、
昨日と今日とでは自分の中の何かが変わっている。
それは、目の前にいる大切なひとたちへのアイコンタクト、ほほえみにつながるものだった。

 

 

【Profile】
上山 麻実子
1974年生まれ。事業内容は?と聞かれれば、「お助けウーマン」。2004年発足以来、クライアントの感覚をかたちへと近づけていく業務を担う。YON-KA五周年記念パーティーや、吉本ばななさんの「もしもし下北沢」イベントのプロジェクトリーダーを担当するなど、活動は多岐にわたる。

Posted under: その他, 今月のBeauty Tips

Comments are closed.

BRAND SPA TREATMENT PRODUCT INTERVIEW YON-KA FAMILY EVENT PRESS SCHOOL OTHERS